Last Update: 2008/12/01 22:11
Atenza Online DIY 日記 日記 コレクション
このページは燃費計ファームウェア Ver0.17用です。
注意)お約束ですが、この情報で発生したいかなる損害についても私は責任を負いません。もし挑戦する場合は、自己責任でおねがいします。

ステアリングスイッチの解析

燃費計を取り付けたのはよかったのですが、表示の変更や、設定変更が本体のスイッチで操作はめんどうでした。
そこで、ナビ設置により不要となったアテンザの純正オーディオ操作用ステアリングスイッチ(6つ)を流用しようと考え、スイッチの解析をしてみました。
燃費計をステアリングスイッチより操作できるようにした情報の公開です。
  1. まず、ステアリングスイッチの信号はオーディオコネクタのステアリングSW2になります。

  2. 各スイッチを押した時の電圧を測定したところ下表のようにり、綺麗な7値となっていました。
    スイッチ電圧
    Vol- 0.36 V (=5/14x 1)
    Vol+ 1.07 V (=5/14x 3)
    Up 1.79 V (=5/14x 5)
    Down 2.50 V (=5/14x 7)
    Mode 3.21 V (=5/14x 9)
    Mute 3.93 V (=5/14x11)
    (Non)4.64 V (=5/14x13)

  3. この結果から右図のような範囲の電圧でスイッチが押されているか判定しているようです。





ステアリングスイッチから燃費計を操作する(for v0.17)

  1. つぎに、燃費計ですが、ステアリングスイッチ同様0〜5Vの電圧でスイッチを判定しており、HEXファイルを逆アセンブルし、解読したとこと、スイッチ判定が右図のようになっていることを突き止めました。
    上段がスイッチの電圧、下段がA/Dコンバータの取得値で赤の帯がスイッチが押されたと判断する範囲です。




  2. そこで、基盤側のスイッチとステアリングスイッチの2つのスイッチを両立させるように右図のように判定範囲を変更することにしました。




    これにより、スイッチの対応は下表の通りとなります。
    ステアリング燃費計
    Vol- Menu
    Vol+ / UpSelect
    Mode Up
    Mute Down
    (実はステアリングの"Up"ボタンが使いにくい。"Vol+"にいずれ変えようと思っています。)

  3. アテンザステアリングに対応させるため、燃費計のHEXファイルを修正しています。HEXファイルはこれです。

  4. ハードウェア的には、オーディオコネクタのステアリングSW2を、PIC18F282の2番ピン(RA0/AN0)に接続し、燃費計のスイッチと排他となるよう切り替えスイッチを割り込ませました。








Access Counter :
Copyright(C) 2006-2014 Tohru All rights reserved.